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金尾 俊郎(かなお としろう)

1952年福岡県生まれ

地域商業研究所代表

学歴
明治大学 商学部 卒業
講演可能地域
全国
主な講演テーマ
「ポイントカードで地域を救え!~地域循環型経済を目指して~」
「スタンプカードを利用した共同売り出し」
「スタンプで売上UPする方法!」
「買い回り型商店街のスタンプシステム」
「これからのスタンプ事業の方向性」
経歴
広告代理店勤務の後、福岡県直方市(当時人口63,000人)の中心商店街で、家業の婦人服・寝具小売業の三代目として商店街活動に携わる。この商店街は共同事業に熱心で、ハード事業では昭和30年代にアーケード・カラー舗装、同40年代には商店街従業員住宅(3地区計36戸)設置、50年~60年代に立体駐車場(185台と255台)を建設。ソフト事業では昭和26年より共通商品券、同時に組合有志の出資によるクレジット事業を別会社で開始、同34年には毎月5日の五日市(定期市)を始めた。その後、この「五日市」は定着し、烏山(東京)・西都(宮崎)・西新道(京都)という「視察御三家」が出現するまでの40年代~50年代は、全国屈指の視察者数を誇った。また、プレミアム付き商品券も自己財源(駐車場収益)で昭和50年代に開始。その後、平成元年に桑島俊彦氏(前全国商店街振興組合連合会理事長)との出会いがあり、翌年、振興組合とは別に事業協同組合を設立してスタンプ事業を開始。2年目にはスタンプ・シール発行高も1億円を超え、関西を含む西日本地域では最大の事業規模となる。商店街のボランティア活動が職業になるとは思いもしなかったが、各地より事例発表の機会をいただくようになり、1992年より福岡市にて、ポイント制(スタンプ、カード事業)専門のコンサルタントとして活動。今日までに、45都道府県約1,700市町村に、延べ5,000回伺う。本来、小売業・サービス業の販売促進策として始まった「ポイント制」も、公共事業専門の土木業を除き、不特定多数の消費者を対象とするすべての業種で有効となり、さらに、少子高齢化や環境問題等、社会(地域)課題解決策の一助となるよう進化して、地域循環型経済に寄与できるようになった。最も人口が多い団塊世代の方々が高齢者の域に達した今、地域商業の役割は消費生活や社会活動の面で益々重要になると考える昨今である。専門は、「地域や企業のポイント制の再生」、「ポイントの業種別有効活用法」、「担保性のある地域通貨」等、自助努力による持続可能な共同事業の支援。都市部と地方との格差解消の試みは、これまでも様々な取り組みがあり、現在も各地で進められている。結果、雇用が拡大しても所得が地域内で循環する仕組みが欠落していたのではないか。もしそれが確立されると、そこに次の雇用が生まれる。現在、ほとんどの消費に何らかのポイントが付与される状況の中、従来の「地域ポイント」の発想を改め、本来の目的を明確化するとともに、これを地域課題解決に繋げることが重要だと考える。

 

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