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田中 慎一(たなか しんいち)

1972年生まれ

(株)インテグリティ・パートナーズ代表取締役

学歴
慶應義塾大学経済学部卒業
講演可能地域
全国
主な講演テーマ
「企業の社会的責任とコンプライアンス」
「M&A時代の企業価値」
「会計監査を考える-ライブドア事件を踏まえて」
「監査人の告白~ライブドア事件とは何だったのか?」
「公認会計士という仕事~ライブドアの教訓」
「健全な資本市場を担う会計監査人、CFOとは」
主な著書
『ライブドア監査人の告白-私はなぜ粉飾を止められなかったのか』
『投資事業組合とは何か-その成り立ち・利益配分・法的位置づけから活用法まで』
『M&A時代企業価値のホントの考え方 株式市場から評価される会社のお作法』
経歴
公認会計士2次試験合格、KPMGセンチュリー監査法人(現あずさ監査法人)入所。上場企業および店頭公開企業の会計監査、株式公開支援サービス、M&Aにおけるデューデリジェンス業務や不良債権の実態調査、不正調査などに従事するほか、新会計制度や経営をテーマとした企業の役員や実務担当者向けセミナーの講師、論文執筆などを手がける。その後、大和証券SMBC株式会社M&A部、UBS証券会社投資銀行本部でM&Aやファイナンスなど多数の案件に係るアドバイザリー業務に携わる。2004年7月港陽監査法人に入所し、ベンチャー企業の株式公開支援業務を専門とする「ベンチャーサポート部」のパートナーを務める。ライブドアの2005年9月期決算に関する監査責任者。2006年6月末の港陽監査法人解散とともに公認会計士資格を返上。
1999年から2006年1月にライブドア事件が起きるまで、同社の監査を任されていた港陽監査法人の公認会計士であった。同監査法人からは在宅起訴された者も出たが、同社の犯した偽計取引や風説の流布、あるいは粉飾決算の疑いに直接手を貸した人間とは見なされず、訴追を免れた。しかし自らの意思で公認会計士の資格を返上し、今後は会計関連の職には関わらないと宣言した。同社の犯罪行為を見抜けなかったことへの“けじめ”だと言う。ライブドアの内幕を知る人間として架空取引による粉飾会計については、事件の前から「何かがおかしい」と感じ取っていたにもかかわらず正せなかったと猛省しつつも、「シロかクロかはっきりせず、どこまでいってもグレーのまま。当局の捜査とは違って会計士の監査手続きでは限界がある」と弁明する。同社の本業たるIT事業には収益性がなかった事実や、投資事業のうまみを平然と口にし始めた旧経営陣の暴走を挙げて、同種のベンチャー企業に対しても警告を発している。

 

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