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鈴木 喬(すずき たかし)

1935年東京都生まれ

エステー株式会社取締役会会長兼代表執行役

学歴
一橋大学商学部卒業
講演可能地域
全国
主な講演テーマ
「“世にないことをやる会社”エステーの挑戦」
「エステーの戦略転換~成熟企業の活性化」
「エステー経営革新~創業者・鈴木誠一のDNA」
「私達は我々の商品を買ってくれる客作りをしている!」
「頑張ってはいけない!~オンリーワン商品を生み出せ」
「運は実力!だから運のいい人と付き合うべし」
「景気より天気、天気より元気、元気より人気」
経歴
1959年に日本生命保険相互会社入社し、法人営業のトップセールスとして活躍。1986年7月にエステー化学株式会社に入社、取締役企画部長、常務取締役、専務取締役などを経て、1998年に代表取締役社長兼営業本部長に就任。社長就任後は、商品の品種数を3分の1に絞り、これまで「世にない商品」を投入するなどの大胆な経営改革により、高収益体質を作りあげる。2005年3月期には過去最高益を達成。
2007年4月1日に社長の座を創業家以外で初のトップになる小林寛三専務に譲り、取締役会会長兼執行役となる。現在、取締役会会長兼代表執行役。2007年8月にエステー化学株式会社から社名をエステー株式会社に変更。

独創的なヒット商品を次々と生み出して業績を伸ばしているエステー。子供の頃からオンリーワンになるのが大好き、日本生命時代もトップセールスマンになった。富士山のゴミ掃除隊長、野球部の応援団長を努めたりと様々なオンリーワンを経験。兄(鈴木誠一元社長)の要請でエステー化学に入社、社長に就任してからも「世にない商品をやる会社」を経営理念に積極的な事業展開を進めている。社長就任当時、エステーは拡大路線が裏目に出て業績は低迷していた。そこで会社の無駄を徹底的に削ぎ落とし、「筋肉質な会社」作りに力を入れた。なかでも「死に物狂い」で取り組んだのが取り扱い商品数の削減。860以上あった商品数を、およそ3分の1の300以下まで絞り込み、在庫を43億円超から30億円近くまで一気に減らした。当然、自分の作ったものをなくすのは嫌だと言う社員も多く、現在の水準まで削減するのに6年かかった。「新しいものを作り出すより、やめる方が大変」。エステーの強みは「世にない商品」であること。しかし、世にない物を作り出すのは容易なことではない。「頑張るな。頑張るとよいアイディアが浮かばない」と常に社員に言う。社内に観葉植物や絵画を置き、屋上にテラスを作った。全て肩の力を抜き、自由に発想できるための工夫。商品開発・企画・デザイン等、部署を超えたメンバーが参加し様々な観点から知恵を出し合っている。「他にないものであれば、多少値段が高くても消費者の関心を集め、価格競争に巻き込まれることもない」。「社内の反対が多いほど世にないものだ。だから反対が多いものは絶対商品化する価値がある」。「聞いて分かる・見て分かる・使って分かる」がヒット商品作りの絶対条件、商品のネーミングには特に力を入れている。商品名はすべて社長自身が名付け親。
2割ヒットすれば大成功という業界にあって、エステーは5割の高いヒット率を誇る。
特に100億円の大ヒットとなりテレビCMで話題の「消臭力」が有名である。

 

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