名和 高司(なわ たかし)

京都先端科学大学国際学術研究院 ビジネススクール(MBA) 教授
- 学歴
- 東京大学法学部 卒業
- 主な講演テーマ
- 「なぜ今、パーパス経営なのか」
「『パーパス経営』から学ぶ30年先の企業の未来」
「変革の本質と、パーパス経営の実践」
「パーパス経営」~『資本主義』から『志本主義』への転換へ~
「パーパス経営の実現に向けて」
「志本主義~資本主義を変える」
「心から楽しい!パーパス仕事術」
「リーガルマインドが拓く新SDGs」
- 主な著書
- 「桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「資本主義の先を予言した史上最高の経済学者 シュンペーター」(日経BP)
「稲盛と永守~京都発カリスマ経営の本質」(日本経済新聞出版社)
「パーパス経営~30年先の視点から現在を捉える」(東洋経済新報社)
「日本人が誤解するSDGsの本質」(NewsPicks Select)
「経営変革大全~企業を壊す100の誤解」(日本経済新聞出版社) その他著書・寄稿多数
- 経歴
- 東京大学法学部卒、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。三菱商事の機械(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務。2010年まで、マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において、次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事。2010年6月より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授に就任。デンソー(~2019年まで)、ファーストリテイリング、味の素、SOMPOホールディングス、NECキャピタルソリューション(いずれも現在も)の社外取締役、ならびに、ボストン・コンサルティング・グループ(~2016年まで)、インターブランド、アクセンチュア(いずれも現在も)のシニア・アドバイザーを兼任。
長らく経営の世界では、グローバル化の必要性が喧伝されてきた。単なるアメリカ化、しかも周回遅れでそれを取り入れ続けてきたことが、失われた30年に象徴される日本企業の凋落の真因ではないか。
では、どうすればいいか。それは、みずからの強み、すなわち「軸」を再認識すること。そのうえで、それをたくみにずらして「強みを再編集」することが、新たな競争力となる。それが「シン日本流経営」である。
欧米流経営を擬態したコスプレ経営に一線を引き、シン日本流経営を行う先進企業は、成長のダイナミズムを獲得し、世界でも存在感を示している。たとえば、キーエンス、リクルート、ダイキン、ファーストリテイリング、ユニチャーム、味の素など。そうした先進企業の「進化」の形をひも解きながら、22世紀まで必要とされる企業となるためのシン日本流経営の在り方を提唱する。