元谷 一志(もとや いっし)

1971年 福井県生まれ 石川県出身
アパグループ社長兼最高経営責任者(CEO)
- 学歴
- 1995年 学習院大学経済学部経営学科 卒業
- 主な講演テーマ
- 「グループ創業以来黒字経営を支える、アパホテルの経営戦略」
「二代目・三代目社長のための帝王学 ~事業承継後も躍進するアパホテルのDNA~」
「『新都市型ホテル』で躍進するアパホテルの頂上戦略」
- 経歴
- 住友銀行にて5年間勤務した後、1999年11月アパホテル株式会社常務取締役として入社。2004年に専務取締役に就任した後、2012年5月にアパグループ株式会社代表取締役社長に就任し、グループ専務取締役最高財務責任者、グローバル事業本部長を歴任。2022年4月アパグループ社長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、現在に至る。CEO就任に伴い、従来のトップダウン経営から組織型経営への改革を進めており、ビジネスチャットツール(Slack)を導入して一定以上の役職者に経営参画意識を促すことで、スタッフ1人1人が能動的にアイデアを発信していく体制を実現させた。健康経営にも力を入れており、置き型健康社食「オフィスでごはん」・総合型福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を導入するなど、福利厚生の拡充を進めている。
ホテル経営においては、「さらによりよく」という意味を込めたスローガンとして「Even Better! APA HOTEL」を掲げ、新規開業の際は「1ホテル1イノベーション」を自らに課し、ラボ(実験室)のような精神で常に新たなサービスや仕様を導入してアパホテルを進化させ続ける。さらに需要動向を踏まえたホテルネットワーク展開で、出店エリアの取捨選択を行う選択と集中によりアパホテルネットワークの強化を広げる。
マーケティング戦略においては、日本サッカー協会・叡王戦(日本将棋連盟)のスポンサー活動を通じ新たなユーザー層の獲得を目指す。ホテルはサッカー・温泉旅館は将棋という文武両道のマーケティング展開を標榜する。アパリゾート上越妙高にて、サッカー元日本代表をゲストにサッカークリニックを始めとしたイベントを開催するなど、アパホテルとサッカーの関わりは2009年から長年に渡り続いており、メセナ活動の一環として、サッカーを通じて子供達の健全な育成と交流も進めている。
人事施策としても、短期異動制度や三大都市広域職の導入など、従来の発想にとらわれない柔軟な組織制度の提言を数多く行っている。